空き家のお片付け 〜引っ越しとは異なるポイントをご紹介〜
2023年05月23日
少子高齢化、核家族化の進行により年々増加していると言われている「空き家」問題。
総務省の5年ごとに実施している統計によると、直近の調査では空き家の割合は13.6%に上昇しているようです。
これは過去最高の数値となっており、約7軒に1軒が空き家となっていることが統計から伺えます。
取得するきっかけについても調査が行われており、全体の半数を占める要因が「相続・贈与」となっています。
相続によって空き家を取得するケースは珍しい話ではなく、今後も増えることが予測されています。
最近では空き家に適用されている固定資産税の軽減措置撤廃が検討に上がるなど、行政も対策に乗り出しています。
「空き家」を処分する際に、避けて通れないことの一つが残置物撤去と言われています。
一般的に建物を売却する際、物件内にある家具・家電・布団や日用品に至る全ての物(=残置物)の処分が必要とされています。
今回は空き家のお片付けについて、お引っ越しと違う点を中心に掘り下げてご紹介します。
1.遠方ですぐに行けない
就職や結婚など人生のイベントがきっかけで、空き家の所在地から遠方の地域にお住まいの方もいらっしゃることと思います。
移動にかかる時間や負担のことを考えると、遠方に空き家があるとなかなか足を運びづらくなるものです。
日常生活と並行して実施するケースが多いことも考えられます。
「遠方の空き家を片付ける」と考えるだけでうんざりされる方も多いのではないでしょうか?
2.思うようにゴミ出しができない
お住まいの地域以外に空き家がある場合、苦しむポイントの一つがゴミの出し方です。
片付けを行っても分別ルールや指定日のゴミ出しをしなければ、自治体による収集をしてもらうことはできません。
指定のゴミ袋購入や分別が細分化されているなど自治体毎のルールを理解するにも一苦労するものです。
片付けたくても進まないフラストレーションと向き合う必要がございます。
3.衛生的ではない
必ずしも衛生面の管理ができているとは言えないのが、空き家の特徴です。
水道・ガス・電気といったライフラインが十分に行き届いていないこともあります。
また、空き家状態が長く続くと害虫や野生動物が巣をつくり思わぬところで遭遇することも発生します。
生活水準の環境とは言えない場所で、撤去作業する場合がございます。
4.桁違いの収納力
古い建物でお片付けをしているとその収納力に驚かされることがあります。
床下や階段下など見落としがちな場所に広大な収納スペースと貯蔵物が出てくることがあります。
無意識的にモノを所有してしまうのが人間という生き物のようです。
2世代以上にわたって住まれた物件の場合は、想像以上に大量の残置物が出てくることを念頭に置く必要があります。
このように空き家をお片付けする際は、慣れない環境下で大量の残置物の処分に至るケースがあります。
ご紹介したケース以外にも、不慣れな作業や苦手なことがあるかもしれません。
ご自身やご家族、ご協力者様の人数や体力によっても判断が分かれることと思われます。
「部分的に実施」などの折衷案も模索しつつ、納得のいく撤去作業を実施していただくことがベストではないでしょうか?
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