高齢者向け施設にご入居中の方が亡くなった場合のご相談
2023年07月06日
遺品整理やお部屋の片付けでご依頼いただく中に、老人ホームなどの高齢者向け施設にご入居中の方が亡くなった場合のご相談がございます。
時間的猶予があまりない状況で故人の身の回り品から貴重品に至るお部屋の片付けが差し迫ってのご依頼が多い印象です。
老人ホームのような高齢者向け施設におけるお片付けや遺品整理は、ご自宅で行うお片付けと異なる点がございます。
今回は、高齢者向け施設の退去に伴う不用品処分の注意点についてご紹介いたします。
●ご入居スペースの広さ次第
一般的に老人ホームのような高齢者向け施設にご入居する際は、必要最小限の荷物のみ持ち込むことと一般的に言われています。
複数人が入居する大部屋やそこまで大きくない個室であれば、半日〜1日程度の搬出で個人でも対処できる可能性があります。
一方で比較的大きなお部屋や高級な施設にご入居される場合は、家具や家電を持ち込める場合があります。
大型の家具や家電の搬出以外にも衣服や書籍、食器類などが一般のご家庭並みに多数出てくることがあります。
預貯金や株式、不動産など相続に関連する必要書類がこれらに紛れていることが考えられるため、これらの書類を誤って捨ててしまわないように慎重に片付けを進める必要があります。
●全て所有物ではない
ご自宅のお片付けや遺品整理と異なる点として、施設の所有品をレンタルしている場合が考えられます。レンタル品を誤って処分しないように、施設に事前確認をする必要がございます。
しかし、故人がレンタル品と認識して日常使いをしていたかは分かりません。
本来、残すべき大切な遺品がベッドの隙間や机のちょっとしたスペースに隠されてしまうこともあるので、レンタル品や施設の設備品でも念入りに確認する必要があります。
●時間的猶予が少ない
準備期間として数日間猶予をいただけることもありますが、退去するまでは入居期間と同様に費用が発生してします。
一般的にお亡くなりになった直後は、お通夜や葬儀・初七日の法要など短期間でバタバタしてしまうものです。
このような期間中にお片付けを同時進行することは、体力的なご負担にもなります。十分にご注意が必要になります。
ご入居される段階から徐々に生前整理を行い、段階的な整理をしておくことが一番理想的でもあります。
必ずしもそう進められてないご事情はあるかと思いますので、高齢書向け施設の遺品整理・お片付けのヒントとなれば幸いです。
突然の出来事から目まぐるしいほどの短期間で慎重な確認作業が伴うことがご自宅との大きな違いと言えます。
体力的・精神的負荷の大きさや、処分品を分別する煩雑さを考慮して最低限の確認作業以外は、不用品回収の会社にご依頼いただく方法もございます。
施設の退去に伴う遺品整理・不用品回収のご相談は、下記までご連絡をお願いいたします。
TEL:0120-964-751
現地訪問見積、お電話、メールでのお見積、ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。